第12回憲法セミナー、大盛況の中終了しました。

一般の方に加え、たくさんの立憲パートナーズの皆さんも参加してくださいました。

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川内議員の挨拶から始まり

寺脇研氏から、ご自身のラサール高校時代や文科省時代のエピソードを交えつつの、教育のお話を聞きました。

「よく、Wikiにあるあの卒業式の答辞を本当に読んだのかと言われるが、生徒自身が面白いこと言いそうなやつを選んで答辞を読ませるという伝統があったから…(笑)」

「高校進学率が1975年に90%を超えた。小中学校で知識を無理やり詰め込まなくてもよくなったということ。しかし、ゆとり教育は第一次安倍政権の教育再生会議が否定した」

「第二次安倍政権の教育再生実行委員会が、総理のお友達同士たった三回の会議で道徳の教科化を決めた。考え議論する道徳というが、教科書を読むとそうではないことがわかる。是非皆さんも教科書を読んでください」

「生涯学習をし、学ぶ楽しさを追い続けると、学歴差別はなくなる」

「今言っている大学無償化法案は無償ではない。所得制限を掛けるべきではない。無償化の対象となる大学には企業人、経済人が関わっているお気に入りの大学。結局経済界の思惑通りになる大学」

「これからの時代に何を学ぶのか?AIに出来ないことを学ぶ。数学でいうと、計算ではなく<数学的発想、思考>。人間の生き方を決めること。」

ラ・サールの9年後輩にあたる川内議員も真剣な表情でメモを取っていました。

 

【会場とのQ&A】

Q.原発の問題をどう考えていますか?来年鹿児島知事選があるが、故郷のために立とうという気持ちはありませんか?

A.原発は道理が恥ずかしい。エネルギーが賄えるかどうか関係ない。福島の事故で安全ではないことが分かった、だから即刻やめる以上、というだけの話。 選挙は苦手です(笑)若い人の応援はします。

Q.教員です。詰め込み教育は私も反対。例えば円周率の話はそのプロセスを子供が考える時間を取って教えたいのですが・・・

A.ちんぷんかんぷんで座っている子も一部いる。高校で専門教科として選択性ができればいいのでは。小中学校でわからない授業で長い時間座っていなければならないことはストレス。多様性があってもよいのでは。

Q.新しい<公共>の授業で憲法を扱うと聞くが不安を感じる。

A.教科書を読むとなかなかよくできているという印象です。共生社会というキーワードなど。現場でどのように運用されるか?チェックする外圧が必要だと思います。

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写真 立憲パートナーズ 鹿の子